ひるがの高原弾丸ソロキャンプ
7月12日夕方5時すぎ。今月下旬に予定していた無印良品南乗鞍が仕事のスケジュールの変更によって行けないことになり…( ;∀;)
今月の予定をどう見回してもソロ行ける日はそうそうなさそうだ。
となれば今からすぐにでも準備して明日の朝に撤収して仕事に戻る弾丸キャンプだ。
ツベコベ言っても始まらない。
思い立ったが吉日。
道具は先日準備してある。
一旦市内に向かい給油とスーパーでの買い出しを20分で済ませて東海北陸道に乗った。
向かった先は自宅から80キロほど。片道一時間ちょっとにある「ひるがの高原キャンプ場」。
標高1000m弱のひるがの高原。
先日の豪雨で全国最多の1000mmを超える雨が降ったひるがの。一部通行止めの東海北陸道は荘川インターまで通行出来ている。(※7/13全線で復旧しました)
ひるがの高原SAスマートICから降りて牧歌の里を横目に一路キャンプ場へ向かった。※画像は帰りに撮影したものです。
ひるがの高原キャンプ場は高原と名の付くものの実際には高原というよりは林間キャンプ場。下界よりは5〜8度低い。いわゆる避暑地だ。
林立する杉林に囲まれたサイトや大きな広葉樹が揺らめくサイトで悠々自適なオートキャンプがサクッと楽しめる。
到着したのは午後7時過ぎ。日はまだあるけど林間サイトはもう薄暗かった。車のルーフレールにルーメナー7を括り付けてサイトを照らしながら設営した。
しばらくすると羽虫がちらほらと灯りに集まってきたのでさっそく森林香を焚いた。この虫取り線香、かなり強力。モクモクと煙が立ち上って周囲に虫がいなくなる。焚き火を焚けばさらに効果的。やっぱり虫は煙を嫌がるのだろうか。
火をおこしてタークで肉を焼いた。今夜はオージービーフ。安物だけどタークで肉を焼けることが嬉しい。
地ビールを呑みながら焚き火。夕方に急に思い立ってひるがの高原にやってきた割には結構楽しめている。
やっぱりここは落ちつく。他県の人はここへ来るのも大変な労力が必要かもしれないし、その価値は十分にあると思う。たまたま岐阜の人間だったから近い訳だけど、とても贅沢なことだと改めて思った。
これまでの事。これからの事。
ソロキャンプなら火の爆ぜる音だけを聞きながらどんな事でもどこまでも思いを巡らせる事が出来る。
今回深夜の焚き火に思ったことは…時間の速さだ。
ついこの前に30歳になったばかりと思っていたらもう今年40になってしまった。きっと50もすぐにやって来る。そしたらあっという間に還暦だ…。
「今を存分に生きよう」
ただ一人、闇夜に火を焚き、深く酔いながら物凄く遠いものと考えていた60歳の自分へ思いを馳せてみたりした。
翌朝5時。
また当たり前のように朝が来た。
とても清々しい朝の杉林からの木漏れ日。昨夜は日付が変わった事も忘れて呑んだくれていたようだ。それにしては二日酔いもなくスッキリとした朝だ。
昨夜から点けっぱなしのランタン。タンク満タンで丸二日持つというスペックはどうも本当のようだ。
今回も熱源は焚き火しかない。火を起こさないと何も始まらない。
そうそう。この斧。
ご存知、スウェーデンの名斧グレンスフォシュのアウトドアアックス。これはほんとに買って良かったものの一つ。初めて手にしたときサイズ感、バランスともにこれまでの斧を完全に凌駕していた。バトニングする必要がなくなる…くらいナイフの出番が減った。
火が安定してきたところでお湯を沸かそうか。
朝の森珈琲はやっぱり美味い。
朝メシはバウルーで。
今朝は飛騨牛まんをバウルーしてみようと思う。ほんとならセパレートじゃないバウルーを持ってくるべきだった。どうせ割って食べるんだからいいか。
直火に突っ込んで焼くってのが気持ちいい。
さてどんな仕上がりか…
カリッとして肉はジューシー。
ゆるキャン△でリンちゃんがやっていた豚まんだか何かをこうやって挟んでいたのを真似したくなったわけで…。
確かに美味い!
朝7時。すっかり日が昇ってるけど杉林のサイトは程よく木陰があって心地良い風も通り過ぎて行く。ひるがの高原キャンプ場が好きなのはこの爽やかな朝。何度でも来たくなる。
ここより標高が600mほど高い南乗鞍は日差しを遮る木陰がサイトによってはない。ひるがの高原キャンプ場はどのサイトも高い樹木によって直射日光にさらされることはない。
真夏の避暑地としてこれほどのグッドロケーションは他にないと思う。
爽やかさも相まって朝メシもバンバン進む。
ひるがの高原ソーセージ。
行きがけのSAで買ったもの。安定のジューシーさ。直火タークで旨味も全部引き出されてるかな。とにかく美味かった。
食後も静かに焚き火。
午前8時。
弾丸な割に今回も充実した。
9時には工房に戻って仕事だ。そろそろ撤収しよう。
片道一時間にこんな素晴らしいキャンプ場。
ほんとに贅沢だ。
また来よう。
ありがとうひるがの高原。
最後まで閲覧頂きありがとうございました。
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[ひるがの高原弾丸ソロキャンプ/完]