権現様
[2020.8.3 権現岳日帰り登山]
朝5時。小雨上がりの天女山駐車場からスタート。
南八ヶ岳の権現岳。編笠山からギボシ経由で回る方がメジャーだけどなるべく人が少ないコースを選択。予想通り駐車場にはまだ車はなく一番乗りだった。
小雨上がりのガスがかかった神秘的な雰囲気の登山口。標高は1530m。権現岳2715mまで1200mほどの登り。
優しい心で。
歩き始めは神秘の森歩き。
すぐにちょっとした広場に出た。
しばらくすると笹道に変わった。朝露が膝下を濡らしまくる。堪らずレインウェアを履いた。
するとまた開けた場所に出た。
まだまだガスは晴れない。天気図の予想分布では高気圧に広く覆われてはいるものの南から湿った空気が割り込んできている感じだった。きっとこのあとちょろっと日差しが出てまた曇るだろう。
海抜碑があった。
ひたすら笹道。
もやもやな笹道朝露モードが続く。
登山靴は濡れている。
森の奥から朝陽が差し込んできた。
段々と日差しが強くなる。
2000m地点の看板。権現岳まで1/3ほど来た。
日帰り登山用に新調したモンベルのバーサライトバック30。めちゃくちゃ気に入ってしまった。軽い。
前三ツ頭まであとひと息ってところのダラダラとした登りが確かに嫌らしかった。額の汗を拭って小まめに水分を補給しながらじっくり標高を上げて行った。
2200mくらいまで上がってきた。長かった笹の樹林帯からは抜け出したようだ。日差しもしっかりあって一転して暑くなりレインウェアを脱いだ。
前三ツ頭2364mに出た。いきなり雲海が広がっている。
登頂したら帰路にまた立ち寄ろう。
南アルプスもよく見える。
次のポイント、三ツ頭を目指す。
目の前に三ツ頭山。
ザレた前三ツ頭の稜線から再びコメツガの樹林帯へ。
もう笹道はないので歩き易い。
ぐんぐんと登って行く。
三ツ頭、2580mに登頂。前三ツでは見えなかった権現岳の山容とその奥に天を突く赤岳が現れた。こりゃ絶景だ。
南には編笠山。青年小屋の青い屋根も見える。
では権現様を目指して行くとしよう。
朝9時の青空と雲海は気持ちいい。
三ツ頭から一旦鞍部に下って見上げる権現様。高い。
ザレた道を登る。
さらに近づいてきた。
赤岳が立派過ぎる件。
急坂の岳樺道。
岩場を越えて
もうひと息。
権現様は目の前だ。
編笠山が雲に追いつかれそうだ。
権現様の案内柱が見えた。
おお!
鉄剣と金比羅様。
山頂の岩場から真下は…ヤバイ。
一気に雲に巻かれ始めた。下山しよう。
権現様にここまで来れたことへ御礼をして下山につく。
前三ツ頭で棒ラーメン🍜。いや楽しかった。